のんくら本の書評は多く、今更書くこともないかもしれないと思ったが、なんとか偏ったものが書けたので公開しておこう。
新しいサイトを作る前には目を通しておきたい一冊。それがのんくら本だ。
馬刺し忘年会! pic.twitter.com/ogf0PWejFg
— すいか@マンナンヒカリ生活 (@Suica_Affi) 2018年12月12日
このとき隣に座っていたのがのんくらさん。
のんくら本とは
のんくら本とは、『Google AdSenseマネタイズの教科書[完全版]』の略称。メイン著者ののんくらさんのハンドルネームに由来している。
Google AdSenseを使ってマネタイズしよう!みたいな本だと思っていたら大間違いである。
サイトを作っていく上で考慮すべきことが山のように盛り込まれている。
アフィリエイトサイトしか作ったことのない私には「そんな考え方あんのかよ……」という驚きが多かった一冊だ。
のんくら本のマーケティング視点
正直な話、マーケティングについて私は素人だ。
アフィリエイトをしていく上で役立つとは考えていたが、体系的な知識は持っていない。
でものんくら本のベースにマーケティング視点があるのを感じ、目下勉強中。
こちらの記事を参考にさせていただいている。
のんくら本には、テーマ選定や市場調査の話が多い。「得意ジャンルでやってみよう」みたいな軽いノリはまったくない。
企業が新商品を開発するときに行うマーケティングの初期段階に近いのだろうと思う。3Cの枠組みで言うと、市場・競合・自社の3つをきちんと考え調べてからサイトを作れというメッセージだ。
雰囲気で参入ジャンルを決めてきた自分には耳の痛い話だが、勝てるところをきちんと探してから戦おうというのは言われてみれば当たり前。無駄な努力をしないために、ここをおろそかにしてはいけないと強く思う。
アフィリエイターやブロガーの視点で読んでみる
のんくら本はGoogle AdSenseの本だから、どこで収益を上げるかというともちろんアドセンスだ。アドセンスありきだから、大きな市場の重要性が語られる。
そこをアフィリエイター目線で読んでみるとまた違った面白さが出てくる。
さらにブロガー目線でのんくら本の考え方をブログに活かせないか考えてみるのも面白い。
例えば、ブログ内のカテゴリーごとにストック型とフロー型に分けてみてもいいなとか、これは短期的にしかアクセスの集められないトレンド型の記事だなとか。
このようにアドセンスサイト以外でものんくら本は使える部分が多い。
新しいサイトを作る前には、そのサイトのことを考えながら読んでみると致命的な抜けや漏れを発見できるだろう(この書評記事のために再読してみたら、失念していることが多くて驚いた)。
少ないリソースを無駄にしないために
Googleの提唱するYMYLの領域は拡大していき、大手企業のオウンドメディアが増える中、私たち個人はどう戦うべきか?
その答えの一つがのんくら本にある。
少ないリソースを無駄にしないためのテーマ選び、無駄にしないためのコンテンツ作り、無駄にしないための運営方法。
どれも簡単ではないけれど「がんばってええコンテンツを産み落としてや、きっとええことあるで」という関西弁が聞こえるはずだ。
慌てずに、考えることを諦めずに、一つ一つコンテンツを積んでいこう。
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