触媒と変化

#すいかの足あとすいかの足あと(日記)

ちょうど昨日電車の中で以前読んだ本をパラパラと読み返していて、唐突に「これだ!」と良いアイデアが浮かんだ。そのあとは「これしかない!」と興奮しながらメモを膨らませた。

その本は昨年も丁寧に読んだ。あのときは別のことを考えていた。前は思いつかなかったことを今は思いつく。不思議だ。その原因は本に向き合う自分自身が変化したからだろうと思う。

自分の問題意識や知識、考え方が変わり、環境も変わったからこそ、前とは違うアイデアが出た。

本にぶつかっていく自分の形が違うから、出てくるものも変わるイメージ。触媒と言うと分かりやすいかもしれない。

読むたびに新しい発見がある本はそういう懐の深さを持っている。

知識を得るための本や物語を楽しむための本も面白いが、触媒になってくれる本も刺激的。そういう本を集めた棚を作ろうか。

ああ、本に限らず人でも同じか。

話しているうちにアイデアが湧くような人は魅力的だ。相互作用で会話の中から新しいことを生み出されるような人。

自分もまた誰かの触媒だ。それなら良い触媒になろう。変化を繰り返して、いろいろな触媒に触れていこう。

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