考え方の根っこ

#すいかの足あとすいかの足あと(日記)

根っこの考え方が違うんだな、と驚いた。

風邪に対して、自分は避けがたく、運みたいなものだと考えている。だから風邪をひいても反省はしないし、病人なんだから優しくしてほしい。

一方、妻は自己管理がなっていないから風邪をひくと思っているらしい。不摂生のために抵抗力が落ちていて罹ってしまう、と。

そのため妻は風邪をひくと自己嫌悪するし、私がひくとしっかりしろよ的な対応になる。

風邪をひいて使えない奴だから厳しく当たられるのだと思っていたが、実は根っこの考え方がまるで違ったのだ。妻からすれば川に飛び込んで風邪をひいた間抜けと同じようなものなのかもしれない。そんな奴に同情の余地はない。

根っこを形づくるのは両親や周りの人の影響がおそらく大きい。その他これまでの環境すべてが連鎖してできるのだろう。どの根っこが良い悪いではなくて、ただ違うことに驚いた。

長年の小さな不満が解消した気がする。

こういうことは多いんだろう。

クリスマスは嬉しくて、正月が楽しくて、卒業が悲しいのはわたしの世界の根っこだ。あなたとは違うかもしれない。

言葉や態度が自分の想像と違うなら、それはインプットか内部処理に起因する。インプットが原因ならあなたと相手の持っている情報が対等ではないのだ。もしインプットが同じでも、根っこの考え方があなたと異なるのかもしれない。内部処理が違えば、同じものを入力してもアウトプットは変わる。

だから表面に見えているものだけで判断しようとするときっと間違う。いつもはうまくいっても、いざという場面で間違うかもしれない。そう思っていたい。できるだけ根っこを捉えようとしたい。

他人の根っこを知ろうとする以上に、自分の根っこにも自覚的でいたい。このルートを通ってきた人間は後にも先にも自分だけ。自分は特殊ケースだと思って謙虚に謙虚にいこう。

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